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次号が気になるマンガ「オールラウンダー廻(メグル)」! [マンガ]

●今一番、次号が気になる連載マンガ!

『オールラウンダー廻(メグル)』作:遠藤浩輝

(講談社イブニング(隔週刊)連載中:単行本現在既刊8巻まで)

オールラウンダー廻(8) (イブニングKC) 
 
「人は一人では強くなれない。」

先が読めない試合展開。
ホントに毎回どうなるんだーって読んでます。
毎回ラストの「引き」で次号を予想したりするけど、
毎回意表を突かれる展開でおどろくわー。

総合格闘技?とか修斗?とかブラジリアン柔術ムエタイ・・・
普通ちょっと良く知らない格闘ジャンルのお話だが、
格闘(競技)マンガはけっこう好きなので、なんとなく読んでハマりましたよッ。
正直この作者が以前描いていたSFマンガは、
硬質な80年代のニューウェーブっぽい絵のタッチがちょっと鼻について
(オールドファンの弊害だ)、入り込めなかったんだが、
今回の『廻』は見やすいタッチに大きく変化したのと、
それが内容と上手くマッチしているし、
主人公以下いろんなキャラクターが、ちゃんと立ってるので、
マイナージャンルのスポーツを紹介するマンガの中でも、
とっても読みやすいマンガになっている。

主人公の廻(メグル)は、ギラギラしたキャラばかりの格闘マンガの中で、
のほほんとした性格で、読者が感情移入しやすくてイイ。
ツンデレ(?)キャラのマキちゃん(いいキャラだー)から、
ツッコミを受けたりして(本当にムエタイ仕込の蹴りを入れられてる)いつもはヘボ目。

オールラウンダー廻(5) (イブニングKC) 

 
< 5巻の表紙はマキちゃん
(オイラも首相撲でヒザを入れられたりしたいぜッ!ゴフッ!<アホ)
  



メグルは格闘について、特にスゴイ才能がある訳でも、
精神的にすごくハングリーな訳でもない。
それでも教えられたことを身に付けたい、
仲間や試合相手にやられたりしたことを、克服したいと練習を積み重ねることで、
後々自分でも予期しない思わぬ力が現れたりするところが、
この作品の根底の魅力となっている。
こういうことはスポーツ全般に共通するテーマだと思うが、
うまく表現できているマンガは少ないと思う。

レスリング系柔術系の技は人間が絡み合うので、状況がどうなっているのかを、
分りやすく読者に伝えるためには、高い画力や気配りが要求されるが、
かなり頑張っていると思う。(それでもどっちがどっちだか分らなくなる時があるケド)
なじみの薄い試合ルールについても分りやすく教えてくれる。
この試合は「総合」ルールで、「柔術」ルールでとか、「打撃無し」でとか、
色々かなりの違いがあるようだ。そうですか。

隔週イブニングは、いい意味でゴチャゴチャ玉石混交のラインナップだが、
(正直『羊の木』とか『RED(実録浅間山荘事件)は、なーんかイライラする。
どっちも実写映画化すれば受けそうだが、マンガとしてはツライよー・・・。)
なかにはきらりと光る作品がぞろぞろと出てくるんすよ。
(最近では『山賊ダイアリー』『しばちゅうさん』など楽しいですよー)
ほんと第2第4火曜日が楽しみです。

この『メグル』は、雑誌を問わず、近頃の連載マンガの中で一番のお気に入りです。
(2012/07現在の気持ち→「投、打、極、全ての攻撃で制圧してくる強豪に勝ってくれー!」)
と。

その後の展開(2012/10頃現在)


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