期待で一杯の未見映画2009春 [映画]
ヒネッテユート!
これから公開の映画の中でビンビン来ている映画などを。
●『ウォッチメン』
ここでも昨年ガンダムOO1stの話題で、戦争解決テーマ物として挙げたことがありましたが、
かなり原作に忠実に作られたようでかなり期待してます。
(原作のコミックスは、日本のマンガに比べりゃ読みづらいが、
がんばって読む価値はある、歴史的名作です。マンガでヒューゴー賞受賞!)
:キメキメのナイトオウル君
ただこの映画化、たくさん出てくるヒーローの中でメインキャラの1人
「ナイトオウル」は、カッコ良すぎないか?丸メガネのバットマンだよほとんど!
原作よりかなりスーツのデザインがキメすぎで、
原作版が意図したと思われる、どこか滑稽さ(と悲しさ)が漂う雰囲気が無く、
かなりハードすぎじゃないか。乗り物はデザインや構図までも原作そのままで笑えるが。
コミック版カバーアート:
2列目右の頭巾男(わはは)がナイトオウル。3列目がシルクとオジマンディアス
「シルクスペクター」もキレカワすぎて、原作のケバい姐さんな感じがあまり無いな・・
個人的にはずっと好みなおねーさんになっちゃってますがな。
しかしこの作品、全てのキャラがエグイんでこの人も例外じゃないんだよなー・・
まあ原作じゃフタマタしたり、ゲロ吐いたりしてましたが。ナハ。
劇場版シルク:やっぱりコスチュームが良すぎ!
少し気になるのは、広告や公開前記事に各キャラ展開してるのに、
重要キャラの「オジマンディアス」があんまり出てないことで。なんで?ワザと?
(上の一枚目の映画のイメージフォトでは右から2番目に出てますが)
‘原作コミックスを難解にしている第一要因’の劇中劇ならぬマンガ中マンガの、
「海賊に身をやつした復讐者(狂人)マンガ」は丸ごとカットなのかな。ヤッパリ。
うむ、正直無いほうがスッキリするな。
とにかく原作はスゴイ作品だけれど、同時にスゴイ「人でなし」なお話なので、
‘普通のヒーロー映画を求めている人には絶対に勧められない’という事は、
観る前からハッキリしてます!要注意ですね。
えー、それでもですね、
正体はすごくダサイ「ロールシャッハ」の狂った男気、「ナイトオウル」のヘタレさ、
「シルク」の尻軽さ、「Drマンハッタン」の無敵全裸などに注目すると、
たいへん面白く思えますヨ。
え、それじゃぜんぜんヒーロー物じゃないって?
まあそうです。キャラに共感できないわ、ストーリーはダークというより、ダーティで。
ほんと人でなしの考える世界だと。
でも料理したザック・スナイダー監督の映像美はなかなかのもので、
公開されている映画スチルがいちいちカッコいいなあ・・
前作『300』より凄さを感じますね。映像に酔いしれてるだけでもいいのかも。ですね。
うーん、早く観たい。もうすぐ公開だなっ。
●『スタートレック』
しばらくぶりの新作でオリジナルのTVシリーズ1作目『宇宙大作戦』の、
更にさかのぼったプリクェル作で、私もファンだけに超期待してます。
今回のエンタープライズ
建造はもしかして地上と見せかけて、そうじゃないのかも?いやいやまさか・・
デザインについては、物凄く言いたい事が小一時間分くらいあるが、また今度。
6~70年代のレトロフューチャーなメカの数々をどう料理するかも注目ですが、
ちょっとというか、かなりひっかかるとこも。
予告では、巨大宇宙船のエンタープライズ号を、
“地上のゲンバ(現場)でアーク溶接(電気溶接)で作ってます”よッ!
バチバチッと!
今の足立区の町工場で作れるテクノロジーだったんかよ!男の職場!スパッタ飛び過ぎ!
オリジナルのエンタープライズ号の、あの船体の秀逸なデザインは
“宇宙の為に宇宙で造られた”という説得力を体現した物で、
パーツはともかく最終的な組み上げは、衛星軌道上などの無重力環境で造られたはずだ!
それをわざわざ造りづらい地上で・・あれを打ち上げるのか?どうやって?
無理な事しすぎだよな、まるで漁船を山の中で造るみたいな話だと言いたい。
『クローバー・フィールド』のJ・J・エイブラムズが監督か。不安と期待半々だなー。
予告を見る限り、キャスティングについては結構ハマっている感じですね。
宇宙アクションシーンも凄そうで良いので、それだけでも目当てで観に行きたいですね。
(予告でバリバリやられてる脇役の宇宙船がなかなか良いと思った。)
これです。USSケルビン。スタトレ的に素直なデザインだ。
●『ターミネーター4』
『チャーリーズエンジェル』のマックGが監督・・
ナメきったスカタンな出来になるか?
ファンの求めてるツボを心得たナイスメイドになるか?
スゴイ賭けだな。
(チャリエンはまあ結構好きですが、しかしアクションは変だったし。
チャリエン2などは、砲弾撃ち出されて到達するまでの間に、
トレーラーのハンドル切って路肩を壊して崖下へ落下ーって。弾届くまで何秒かかっとる!)
まあ現時点でも、ターミネーター1,2作を越えるような傑作にはなることはない、
とは言えちゃうような・・
でも結局、勇んで観に行っちゃうだろうなあ。
T4:なかなかハードなイメージで良い。
でもなぜかヘリが古いヒューイだぞ。なんで?古すぎるだろ。なんぼなんでも。
救世主ジョン・コナー(バットマンのC・ベール)のハードな闘いを描くということは、
へなちょこジョンの3作目は無かった事に?やっぱり。
それとカリフォルニア州知事は出るのだろうか?アイル・ビー・バック?
あれれ今回の3本全部SFだ。一時期SF映画が絶滅状態だったことを思えば、
なかなかに幸せな心持ちではあるな。
ハアーッ、ヒネッテ!ヒネッテ!
※訂正:「ウォッチメン」の記事で、ずっと“ヒューゴー賞授賞”と書いてたのは、
“受賞”の間違いです。ウッカリしました。・・アホだ。授けてどうするッ!
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