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TV「ゲゲゲの女房」は面白いぞ [テレビ]

NHKってば「龍馬伝」より、
朝の「ゲゲゲの女房」燃えなあ!

ん十年ぶりにNHKの朝の連続テレビ小説を、観てるけど面白いなあ。
昔から水木しげるはもう大ファンで、(昔の墓場鬼太郎の記事参照)
放映前から注目してきましたが、
奥さん視点のおかげで、マニア的‘漫画道’臭が抑えられ、
かえってお話として面白くなってます。
現代では絶滅状態の貸し本屋さんの苦労なども絡めたり、
小さな貸本出版社の創業したはじから倒産しまくりとか、
今では語られない文化が、その狭間でいろんな目に遭う
水木夫人の目を通して生き生きと語られていて、観ていて楽しい。
(月刊ゼタの深沢編集社長は「ガロ」長井勝一の事だろうなあとか、
そろそろ、つげ義春出てくるな、後で池上遼一もアシスタントに入ってくるな、
とかいう漫画ファンとしての楽しみ方もあるけどね。はは。)
主演の水木夫婦を演じる役者さん二人も若いのにうまいなあ。
先月くらいから視聴率ガンガン上がってきて
ファンとして嬉しい限り。
お話は結婚当時から何年もずっとビンボーですご~く苦労しているんだけど、
もうすぐ「ゲゲゲの鬼太郎」で大逆転するんだよなあ・・・
「自分を信じて頑張る」というテーマにおいては、
「龍馬伝(悪くないけど、ホコリ使いすぎ!せめて京都はよせ。日本一湿っぽいのに)
より、観てて私は燃えるんです。

ついでに言うと、
紙芝居を経て、貸本漫画→漫画雑誌へと、
過渡期の大波に苦労しながら、時に挫折断念するもの、
なんとか生きていくものなど漫画家たちの様子を垣間見られ、
現在の、出版不況→世界的電子化への大波に
翻弄されている漫画業界の状況、選択を迫られる漫画家達にも、
ちょっと似通った雰囲気も感じ取れたりします。

ま、この「ゲゲゲの女房」個人的にぶっちゃけて言っちゃうと、
私このところ体調を崩してアンダーになりがちな気持ちを、
なんだか盛り上げてくれてます。
予約録画して後から観ながら消してるんだけども、
総集編はぜひ録画保存したいと思うぞ。


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noiraud

おもろいね。自伝「ねぼけ人生」も読んでみたよ。戦争体験が壮絶・・・。きっとこの人、テレビで描かれてる貧乏なんて、へでもなかったんだろうなぁ・・・って思って読んだ。
でもなんかの対談で、「いや~貧乏は辛かった。戦争より辛かった」って語っててガクッ。やっぱり貧乏ってこわい。
by noiraud (2010-08-09 22:19) 

エイジロー

あノアローさんどうも
TVのお話ではもう池上遼一(役名は違うけど)はデビューして巣立っていってしまったし、つげ義春は旅立っていってしまった。全く上達できず最終的に“タバコ持ち役”にしかならなかったT君は残った・・・
1,2年前のTVインタビューで水木氏は、「ほんと貧乏は苦しかった・・いまは何もしなくとも儲かちゃって。ほんとにありがたいですよ。」とほんとに嬉しそうに言ってましたね。うーむ、そうありたい。
ブームになったことだし「河童の三平」あたりをアニメでつくって欲しいなあ。むかーしオイラの子供時代実写TV版に夢中になってたんですが、原作とは別物で大胆アレンジしてあって、コミカルホラーアクションってとこでした。(神隠しのお母さんが妖しい馬車にゆられていずこへともなく旅に。ってところだけは不気味で凄いイメージだった。)原作マンガは、のほほんとファンキーでいいんだよなあ。
数年前のプチ水木ブームの時に出た、この人の旅行記もファンキーで面白くて(タイトル忘れました)、メキシコで普通にあるパンケーキ(トウモロコシ?)がすごく旨くってそればっかり食いまくってたとか、原住民の呪術で、なんだかハイになって(臨死体験?)宇宙を飛んで母なるものに遭ったり・・・ははは。(この辺うろ覚え)
そうそう、水木しげるは色紙を頼まれると
超ラフな目玉おやじの絵に「少年よ大志をいだくなかれ」「なまけものになりなさい」とか書くらしいですが、水木しげるらしくてすごく良いなあと思います。
―「なまけものになりなさい。」
「はい!そうします!・・・あっ、もうなってます。」
てな感じで答えたい。

by エイジロー (2010-08-11 09:19) 

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